2021年2月13日、鴻巣山運動公園多目的広場にて立命館大学SIEGTOR F.C.との練習試合を行いました。
マッチャモーレ京都山城にとっては初の練習試合なので、自分たちの実力を試すとてもいい機会。
試合は30分×3本を予定していましたが、追加で20分×1本を行い選手たちはピッチで汗を流しました。
<1本目>
0-0
得点者:なし
フルコートで初めての試合となったこの試合は、立ち上がりからDFラインでボールは回せるもののなかなか前に運ぶことができずどっちつかずの時間帯が長く続く。うまくいかない焦りや初めての試合という緊張からか、ビルドアップのミスからピンチを招いてしまうシーンも少し見られた。20分にはペナルティエリア内でのハンドでPKを与えてしまうが、ここはGK加藤のプレッシャーでシュートは枠を外れた。その後も、決定的なチャンスを作ることはできず0-0で試合を終える。
<2本目>
3-1
得点者:井幡(11分)、磯部(12分)、佐藤(21分)
立ち上がり早々6分に左サイドをカットインされ、裏に抜け出した選手にスルーパスが入り先制点を許してしまう。しかし、この失点を機にギアが1段上がり、徐々にボールをテンポよく回すことができるようになる。11分、ボランチの長谷川(輝)が左SBの堀井にロングボールで展開し、チャンスを作る。堀井のあげたクロスボールは、1度は阻まれたもののこぼれ玉を細かく繋ぎ裏に抜け出した井幡がマッチャモーレ京都山城初のメモリアルゴールを決めた。12分には、高い位置でボールを奪い久芳がドリブルで持ち上がり、シュートを放つ。キーパーに触られたがこぼれ球を練習生が押し込み逆転。26分には、平岡の浮き玉のパスを佐藤がダイレクトでゴール左下に沈め3-1で勝利を収めた。
<3本目>
1-2
得点者:植田(21分)
相手のプレッシャーが少し弱まり序盤からボールをもつ時間が増えるが、これといった決定機を作ることができず時間が過ぎる。ゲーム中盤になると簡単なパスミスやクリアミスが目立ち始め、バタバタと落ち着かない。17分にクリアミスで与えてしまったスローインからワンタッチで中に繋がれ失点を喫する。21分に東とのワンツーで抜け出した植田が冷静に流し込み同点に追いつく。これで勢いづくかと思われたが、26分に中盤でトラップ際を奪われミドルシュートを決められてしまう。1本目から、自分たちのミスでピンチを招くシーンがよく見られているので、その辺りの精度はこれから開幕戦に向けての課題。
<4本目>
2-0
得点者:久芳(6分)、川崎(12分)
この試合は相手の疲れが見えたのか、落ち着いて試合を動かすことができた。6分に久芳が抜け出しキーパーとの一対一を制し先制。12分には川﨑がまたも裏に抜け出しシュート。シュートはバーに当たるもゴールに吸い込まれ2-0。その後も危なげなく試合を進め、2-0で勝利を収めた。
<総評>
結果的に6-3というスコアで初めての練習試合を終えることができ、チームにとって非常に良いスタートとなった。ゴールまでの形も数人が関わり個人技ではなくチームとして得点をあげることができたので良かった。ただ、開幕戦に向けより良いチームを作っていく上で改善点も見つかった。初戦ということで、緊張もあったと思うが、パスミスやクリアミスが多く見られた。そこから失点に繋がるケースもあったので、プレー中にもっと相互のコミュニケーションをとり、トラップ1つパス1つ意識していくことが大切だ。対戦相手のSIEGTOR F.C.は豊富な運動量と前への推進力を武器にマッチャモーレのゴールを再三脅かし、初めて対戦相手として十分すぎる相手だった。今回の練習試合を皮切りに、リーグ開幕戦に向けてギアを上げていきたい。